「副収入を得たい」「限られた時間で働きたい」「スキルを活かした仕事をしたい」
そんなニーズに応えるため、薬剤師の副業・スポット勤務の選択肢は少しずつ広がっています。とはいえ、一般的な求人サイトでは、短期やスポットの案件はなかなか見つかりにくいのが現状です。
ここでは、薬剤師が副業やスポット勤務の求人を探す方法をご紹介します。
■目次■
1. ライティング・翻訳など在宅型の業務を探す
2. 知人の紹介やクローズドなルートで探す
3. SNS・コミュニティでの情報収集
4. ファーマボックスなど、薬剤師特化型のサイトを活用する
5. 転職エージェントに相談するのが近道の場合も
6. 地方移住など、ライフスタイルの転換も選択肢に
自分に合った働き方を見つけるために
1. ライティング・翻訳など在宅型の業務を探す
近年、在宅でできる副業として人気なのが、医療・薬学の知識を活かしたライティングや翻訳の仕事です。
登録型のクラウドソーシングサービス(Lancers、CrowdWorksなど)を活用すれば、未経験でも始めやすい案件があります。
ポイント
- 単価が安い仕事も多いため、継続的な収入には工夫が必要
- より良い案件を得るには、自分のサイトやブログで実績を作るのが有効
- 専門性をアピールできるSNS発信やポートフォリオ作成もおすすめ
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2. 知人の紹介やクローズドなルートで探す
薬局や医療機関では、「ちょっとだけ手伝ってくれる人」を口コミや関係者経由で探していることも多く、こうした非公開案件はネット上には出てきません。
活用アイディア
- 実習先や勤務経験のある薬局・ドラッグストアに問い合わせてみる
- 同業の知人ネットワークに相談してみる
- 地域の薬剤師会などのつながりを活かす
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3. SNS・コミュニティでの情報収集
X(旧Twitter)やFacebookグループなどでも、薬剤師向けのスポット勤務・副業の情報が共有されていることがあります。
特にママ薬剤師や在宅ワーカー同士の情報交換コミュニティはリアルな情報が得やすく、現場の声も参考になります。
4. ファーマボックスなど、薬剤師特化型のサイトを活用する
どうしても一般的な求人サイトでは希望条件に合う仕事が見つかりづらいと感じたら、薬剤師専門の求人・PRサイト「ファーマボックス」もおすすめです。
企業や薬局が直接発信しているため、「週1勤務」「短期OK」と明記されていない場合でも、柔軟な働き方に応じてもらえる可能性があります。
直接応募時のコツ
- 「副業として働けますか?」「短期間でも可能ですか?」と最初に確認してみる
- 掲載条件に縛られず、直接交渉する柔軟さが生まれるのが強み
よくある質問
Q. スポット勤務の求人はネットに出ていないの?
A. はい、多くの場合は非公開、または知人紹介などクローズドなルートで募集されています。
専門サイトや直接の問い合わせが鍵です。
Q. ファーマボックスでは短期勤務の相談もできますか?
A. 掲載内容に明記されていなくても、直接問い合わせることで可能な場合があります。
5. 転職エージェントに相談するのが近道の場合も
「副業」として時間を使うよりも、長期的には“転職”して年収を上げる方が効果的なケースもあります。
例えば以下のような方は、転職エージェントに一度相談する価値があります。
こんな方におすすめ
- 「時給単価」ではなく「年収ベース」で生活を安定させたい
- 福利厚生や働き方の柔軟性も含めて見直したい
- 自分のスキルに合った環境で最大限力を発揮したい
副業と転職、どちらが自分に合っているかは目的や状況によって異なります。
無理に副業で時間を削るより、転職でライフスタイルを整える方が満足度が高いこともあります。
オーダーメイド求人が強みの転職エージェント「ファーマキャリア」では、ご希望の条件に合わせて、副業OKの転職先のご紹介や、副業と転職どちらが良いかといった客観的なアドバイスも可能です。ぜひ、一度ご相談ください!
6. 地方移住など、ライフスタイルの転換も選択肢に
「もっとゆとりのある生活を送りたい」「副業に充てる時間を確保したい」
そんな方にとって、地方移住は“収入アップ+生活の質向上”を同時に実現できる選択肢になることがあります。
地方で働くメリット
- 薬剤師としての年収が高めの傾向
地方では人材確保のために都市部より高い給与が提示されることもあります。
- 夜遅くまで開いている薬局が少なく、残業が減る
勤務時間が規則的になり、副業や家族との時間が取りやすくなります。
- 生活コストが下がる
住居費や交通費などが抑えられ、結果として可処分所得が増えることも。
- 地域ならではの副業が探せる
たとえば、農業の手伝いや週末ファーマー、空き家を活用したカフェ・ゲストハウス経営、地元の観光ガイドや地域イベントの企画 など。
副業を「もう一つの収入源」としてだけでなく、「やりがい」「地域とのつながり」として楽しむこともできるのが、地方ならではの魅力です。
こんな方におすすめ
- ゆとりのある生活をしながら収入を上げたい方
- 子育てや介護との両立をもっと自然な形で実現したい方
- 薬剤師としての経験を活かしながら、自分らしい副業や暮らし方を実現したい方
関連サイト:移住薬剤師インフォメーション
自分に合った働き方を見つけるために
副業やスポット勤務、在宅ワーク、地方移住・・・。薬剤師の働き方には、今や多くの選択肢が広がっています。大切なのは、「人生100年どんな働き方をしたいのか」「どんな暮らしを実現したいのか」といった、自分自身の目的を明確にすること。その上で、自分に合ったスタイルを少しずつ試していくことが、理想の働き方・生き方に繋がっていきます。
すきまシストでは、これからも薬剤師や薬学生の皆さんが、自分らしいキャリアを築けるようなヒントや情報を発信していきます。迷ったとき、立ち止まりたくなったときに、ふと思い出していただけるような場所であれたら嬉しいです。
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